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ヘヴィメタル/ハードロック
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GINEVRA
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We Belong to the Stars
(失恋船長)
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We Belong to the Stars
Spotifyからのオススメで知りましたね。レーベルがFrontiersなんで、まずは安心ですよね。辣腕ギタリスト、マグナス・カールソンを始め、名うての北欧ミュージシャンが勢揃い、ベースはH.E.A.Tのジミー・ジェイでしょ。発起人はシンガーのクリスチャン・ファイアが担当(日本の紹介ではクリスチャン・フィールね)ドラムも歴戦の強者マグナス・ウルフステット。この強力なラインナップが揃えば、音の方も聞こえてきますが、もう期待通りですよね。
リードギターもテクニカルなプレイを嫌味無く決め、スーパーロックグループの強みを発揮、よい曲を揃え随所に印象的なプレイで魅了。リズム隊は無難だが、楽曲に起伏があるので、そのフックを生かした曲調の中で自由に泳ぎ回っている印象を受ける。
ご存じのアレサンドロ・デルヴェッキオがキーボードとプロデューサーの二刀流で貢献。この手のプロジェクトは、ある意味、レーベル定番のサウンドに陥る悪癖があるのだが、やはり一流のソングライティング力とマグナスのギターがいい。裏で鳴るキーボードが空間をより広げ、マグナスが気持ち良く弾きまくるというアイデアは悪くない。4曲目に登場するゲストシンガーのシェリル・ケインことシェイ・ケインの歌声もアクセントとなり、このプロジェクトのあり方を存分に見せつけた。北欧らしいクリアーなクリスタルサウンド、そのサウンドに光沢を与えるキーボード&ギター、そして更なる煌めきと切れ味を備えるのは盤石のリズム隊となる。
シンガーも、このプロジェクトには適している。まぁ自身のアイデアでもあるのだから当然だと言えるのだが、とにかく、このバランス感覚には舌を巻きますね。メロディアスだがハードな質感は損なわない、しかし柔和な感触を残しメタル初心者にはうってつけと聴きやすさと、ヘヴィメタルの持つドラマティックさをアピール。芯の太いハードさと、対比する聴きやすさを倍増させるクリスタルな輝きを持つメロディ、レーベル謹製の、ありがちさを突き破るリードギターの逞しさ、適材適所という言葉を、これぞと思わせるバンド感に唸りましたね。
やっぱりこれくらいギターを聴かせてくれないとね。それじゃないと、このパワーのある歌声が生きないよ。圧倒的な存在感とメロディが存在するメロディックスタイル。安心安全のブランド力が押し出す、その力強い意思表示に畏敬の念すら抱きますね。
こういう音はありがちな型に陥るパターンが多い。またデジャブ感の罠からは逃れられない。それだけに技術力は重要。彼等はその難題をクリアーしてきた。メロディックメタルマニアには膝を打つ名盤だろう。
今作最大の売りは曲の充実感、ばらつきもなく統一感がある。これはメロディ派にとっては重要。上手い唄は当然。メロディにフックがあるのも当たり前、あとは適度な裏切りと安定感、彼等は見事に、その離れ技をやってくれた。これが1stとはね。
ちなみにメーカーのインフォでは、
セヴンス・クリスタルのクリスティアン・フィール(Vo)が、フロンティアーズ・レコーズの社長兼A&Rのセラフィーノ・ペルジーノに将来的なプロジェクトで使用するために書いた曲がきっかけで誕生した。だって、これを一字一句間違えることなく伝聞する輩には目眩を覚えるね。ワタクシは名無しと複アカパクリとは関わらないのは、ここにありますね。なんで彼奴ら、さも自分が見つけた顔で、ドヤってくるんだろうねぇ。どんな義務教育を受けたのか、アレスの嘆きだよ。
失恋船長
★★★
(2025-06-29 19:25:46)
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