⑦My Eyes[1990] / DIO >アルバム全体としては好きではないし評判の悪いのも分かりますよ でも我輩はラストに収録されてた表題曲がどうしようもなく好きなんです 正しく様式美ど真ん中な展開とロニーマジック全開の世界観とサイモン・ライトのプレイも実にイイ味を出してるし...名曲と呼びますよ、ワシは
⑧Women In The World[1987] / VENGEANCE >どうもこのバンドって評価が低いですよね 確かにアルバムを通すと"そうでもない曲!?"ってのがあるんで今一って印象が強いのかなぁ? しかし3rdでは表題曲を始め幾つかでその作曲能力を発揮しており、その3rd邦題となっていた"明日への賭け"が示す通り次作"Arabia"ではその能力が全面開花した名作となってますから、余裕があったら聴いてみて下さいな
⑨After The Storm[1995] / SCANNER >確かに3rdに冴えなどないし、もしかしたら駄作という評価もあるだろうね しかし何故か分からんが3曲目に収録されたこの表題曲だけは好きだったりするんです 始めに言っとくけど名曲などではない...が、そのメロウに展開するさまは何処かTNTに通じると感じるし、きっとトニー・ハーネルが唄えば多くのリスナーがTNTの曲って感じるんじゃないのかね
⑩Signals Of Intuition[1994] / SIAM >トニー・ミルズがSHYが活動停止中に結成したバンドの1stで、当時かの「ゼロ・コーポ~」から国内発売もされたが、邦題は"鎬(Shi・No・Gi)"っつう良く分からんモノだった またライナーを担当したゴッド伊藤の言う"QUEENSRYCHE的色合い!?"とか"DREAM THEATER云々!?"という評価は少々的外れなモノではなかっただろうか 確かにアルバム自体は大した作品ではなかったし、結果ラスト作となってしまった次作はハッキリ言って駄作というレベルだった... しかしそのSHY時代から通じるこの表題曲(や4曲目辺り)の方向性を広げていけば結果は少し違ったのではないだろうかと思うね
⑤Survivor - Is This Love 爽やかな風を運んでくるハードポップサウンド エアコンの涼しさじゃない自然の風を体感出来ます チョイ切ないメロディと 力強い歌声 そして無駄をそぎ落としたアレンジ 上手いことやっているわ メロディがいいのよ 日本人はこういう歌メロを作れないよね
⑥Chicago - I Don't Wanna Live Without Your Love 煌びやかな80年代を想起させますね こんなの聴いているヤツはカスだと フワちゃん以上の暴言を吐いていた子供だった自分がハズい 歌も上手いしリードギターも上手い 一流のミュージシャンが売れる音楽をやり切っている バブリーな80年代だからこその音だろう 今でも十分通用する スタンダードは揺るがない
①Once In A Lifetime[1990] / VALENTINE >正直、前半は煮え切らない展開なのだが後半は中々イイし、この出色の表題曲をトップに据えていたら評価も違っていたのではないだろうか 哀愁味を含んだメロに絶妙なKey.感からしてワクワクします ヒューゴの高音域はやや線が細いが、メロハーにはコレくらいの方が合っている
②Black On Black[1994] / CONCEPTION >本邦デビュー作となった2作目ブックレットに歌詞まで記載されながら収録されなかった1曲(輸入盤も同様に歌詞は記載されてはいたのだが未収録) 佳曲"Parallel Minds"には及んでいないが中々のドラマ性を感じさせる展開の1曲 その後の「NOIZE」所属4バンドのライヴを収録した2枚組コンピ盤"The Power Of Metal"(国内発売有)にボーナス曲として収録された
③GIve Me Shelter[2011] / CHRIS OUSEY >ソロ名義1作目からで脇を固めるマイク・スラマー(G./Key.)とトミー・デナンダー(G./Key.)という名に最早興奮はしないが、ニール・マーレイ(B.)とグレッグ・ビソネット(Ds.)という名にグッとなるが、問題は曲である ってな事だと"イイのを!?"収録出来たな...と そんな中からサビメロが炸裂する6曲目を選出
④Queen Of The Damned[2006] / THE DOGMA >最初に...手本はかのKAMELOTといっておこう しかし中々アツい展開はマニア諸氏にも十分の手応えと思います 特に粒揃いのこの1stフル"Black Roses"はオススメ出来る 気になった方は是非聴いてみて下さいナ(でも以降作品はデス声入りなので注意だ...笑)
⑤Living Out Of Touch[1988] / KINGDOM COME >ZEPコピーと揶揄されたバンド 声質そして歌唱法については確かにプラント氏を模したモノってな事で聴かず嫌いという方も多いのではないでしょうか? でもね...この1stぐらいは聴いて下さいヨ このトップを飾るドラマティックな表題曲はシビれるよ 後に名を馳せるかのボブ・ロックのPro.により引き締まったキレのある音作りも素晴らしかった作品
⑥Into The Fire[1993] / THOMAS VIKSTROM >CANDLEMASSが活動停止後に発表したソロ名義1作目から ジャケ写からも想像出来るややアコースティカルな響きの作品ですが、そんな中にあって表題曲は中々のメロハー振りをカマす1曲 我輩はこーゆーのが好きなのである
③TAROT - Glimpse of the Dawn イントロで絡むピアノの音色 ハモンドも全開と鍵盤プレイが実にオーソドックスな サウンドの鍵を握り演出 歌が弱いのだが この泣かせのシケシケ具合がマニアにはたまらん 現代的なテクノロジーを通過した古典サウンド クラシックロックらしい妖しげな輝き 本気でやっているから音に宿っているよね
④Be Good For Me[1987] / RANKELSON >正直、1stにしろ表題曲を含む2ndにしろ作品そのものは煮え切らないのだが、ハリス氏好きをアピールするベースラインが印象的な表題曲は好きだった英国産 かの「Ebony Records」からというだけで音の方もなんとなく想像できるが、2ndのジャケイラストがお抱えだったGary Sharpe氏によるモノという事に反応してしまうのはマニアだろう
⑥Mind Teazer[1982] / DARKSTAR(加) >あの"Lady Of Mars"のNWOBHMとは違うカナダ産の唯一作"セルフタイトル"からである AORで括られるが、十分ハードさも持ち合わせているし、曲によってはプログレハード的側面もある "アァァ~"というコーラスから始まる表題曲はメロハー好きにもアピールする一曲 「Cult Metal Classics」からボーナス1曲を加えた'16年リマスター再発盤もあるのでチェックも可能だろう
⑦Love And Death And An American Guitar~Stark Raving Love[1981] / JIM STEINMAN >MEAT LOAFやボニー・タイラー作品などで知られる氏のソロ名義1st"Bad For Good"から その1stソロや前述MEAT LOAF諸作品などのオペラ風アレンジはかのQUEENと共に後続のHM/HRバンドにも大きな影響を与えただろう また序曲となる"Love And Death~"の芝居じみた"ラジオドラマの如き展開!?"はかのMANOWARの"お爺ちゃん~!?"の元ネタではないのか? ホンで、前述ボニー・タイラーの大ヒット曲"ヒーロー"へと流用されるコーラス/アレンジワークが印象的な"Stark Raving Love"の方はドラマティックこの上ない名曲だろう
⑧Never Too Late To Late[1993] / 1ST AVENUE >かのロビー様が在籍してた蘭産で「ゼロ・コーポ~」から国内発売された事は多くの方が知るところ そのロビー様の手掛けた表題曲は絶妙なKey.感とドラマ性を感じるアツい展開は正に名曲と呼べる一曲
⑨Wake Me Up[1997] / WAYNE SMART >カナダ出身のどの曲も素晴らしい作品"Just Another Stranger"から よくもまぁ、これだけ"良い曲"を作れたモンだなぁ...と 少しトミー・ハート辺りを思わせる伸びやかな歌唱も実に良く合っている フェイドアウトがやや唐突に感じなくもないが、爽やかな空気を運ぶ3曲目を選出
①Impellitteri - Out Of My Mind お約束です 軽快なノリが心地よい ミックスも往年の時代を想起させる ロブ・ロック節も全開 日本人にはおなじみのインペリテリサウンド もの凄いピッキングから繰り出されるソロも圧巻 レーベルが信頼と実績のだから期待大 なにをやっても80満点なんですけどね
②CobraKill - Party Like Hell キャラを活かした楽曲ですね 流石は信頼と実績のフロンティア 少々枯れた味わいの歌声だが年齢を考えると自然 オジーみたいに加工しすぎたエレクトリカルパレードよりは断然まし こういう路線のソロになるのかなぁ
③Storace - Rock This City キーボードを大胆にフィーチャー 熱いギターソロに感動と どこか未完成な部分があるというか 相反する要素が気持ち悪く感じる部分がある しかしハマった時のパワーは凄まじい このバンドの演奏力は凄かった
④MICHAEL SCHENKER - Only You Can Rock Me feat. JOEY TEMPEST & ROGER GLOVER ジョーイの声が新鮮な空気を運んでいますね でもこれはフィルの曲だよね シンプルな英国ロック ある意味良心ですね
③OUTRAGE - My Final Day やっぱアウトレイジはコレなんだよね 当時めちゃくちゃ聴いたという思い入れが強い ドイツでレコーディング モヒカン姿も眩しい橋本 彼の歌声がワールドクラスに押し上げている 強靱なグルーブを弾き出すリズム隊 扇情的なギタープレイで応戦する阿部 凄いバンドだわ
⑩Aldious - I Wish for You この曲はアルディアスらしくはない おそらく新加入のR!Nちゃんに合わせたのだろう しかし泣ける 歌の上手さと歌メロに泣かされる こういうドラムを叩けるのは褒めるべき ホロリとなるのよ オジサンはね 歌の上手さは折り紙付きだが短命に終わる予感はあったよなぁ NAMM Show のパフォーマンスも良かったなぁ
⑧EX DANGER - SILENCE OF NIGHT クラウス・マイネ風の歌い回しですが迫力はない そんな姿も懐かしい山口県の6人組のメタルバンド 国産様式美を愛するマニアには懐かしい名前でしょうね 後年海外でリプロ盤もリリースされました 今作はコンピ作に提供した一曲 このメロウさも魅力でしたね
⑨EMERALD FOREST - Nowhere To Run Nowhere]To Hide 中間のソロに脱帽 正直曲自体は大好きではない 線の細いハイトーンも好みではないのだが この緊張感のあるプログレ風味と 中間のソロに脱帽 圧巻である イケメンで画になる長身のギタリスト だから天狗になったのだろうが性格がまでインギーしちゃダメなのよ 無念の天才である
⑩ACTION - 悲劇へのプロローグ This is just prologue 感動のスローナンバー こういう曲ではヨシロウの甘い声も気にならない サビメロも印象的 昭和歌謡チックだが そこが好きなポイント こういう路線を突き詰めて欲しかったなぁ そうすればダミアン浜田聖飢魔Ⅱみたいな感じになれたかもしれない
⑤ANTHEM - THE NIGHT WE STAND ロンドンでレコーディングされたアルバムから トニー・タヴァナーのプロデュースとロンドンの影響もあるのか いつもよりも英国メタルに聞こえる こういうシャッフルナンバーもクールでカッコイイ 世間的にこのアルバムの洋也はイマイチという意見が多いのだが それは全くの嘘である ここでも魅力的なソロを弾いている 裏で鳴るキーボードも効果的なんだよな 森川之雄もカッコイイ 今のアンセムに足りないモノが確実に存在している
⑧MICHAEL SCHENKER - Love To Love アクセル・ローズが歌ったリメイクヴァージョン オリジナルよりも空間演出を強めた一曲 テクノロジーの発達がよりドラマ性を高めた形になった それにしてもアクセル・ローズが目立たない 彼はこの仕上がりに満足しないだろう インストパートの緊迫感と美メロ美旋律の数々に焦がれる