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We Are the Chosen (失恋船長)
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We Are the Chosen

鋼鉄のメタル女王、鋼の歌姫だったレザー・レオーネ。女性がロックをやることに不寛容な時代に生まれた女性シンガー。時代が違えば彼女ほどの実力者がシーンに埋もれることもなかったろう。

その歌声はかつてほど、殺傷力はなくなったが、老獪なテクニックを駆使して上手く衰えと向き合っている。オーバーダブを繰り返し、それっぽくしない姿勢はむしろ買い、逆に今でも、あのストレートな歌唱スタイルを維持している事に驚きには、ただひたすらリスペクトあるのみである。

この時代にメロディアスな歌メロでレギュラーチューニングというだけで感動モノでしょう。全盛期の彼女、凄い歌声だったもん。それはキープしているだけでも凄いのよ。手加減梨なんですよね。彼女の歌を軸に作り上げられた鋼鉄サウンドの旨味。
メロディを大切にするも獰猛なロックサウンドは彼女を女王を讃える信者の如く献身的なプレイで期待に応える。チャスティンはいないが、ヴィニー・テックスは、与えられた時間は短いが印象的なソロを披露している。

主役は彼女。魅力的な歌メロとバリエーション豊かな楽曲、それらを従えるのはメタルクィーンの破壊力満点の歌声。まるでエンジンが暖まるように歌声も迫力が出てきた。最初の文句言ってごめんなさいと、ワタクシは平に謝罪を申し上げます。
彼女、全盛期の歌声を持っていましたわ。

ダークな設えのアメリカンパワーメタルだが、キーボードなども効果的に使い、歌メロのメロディアスさが無愛想なアメリカンパワーメタルに色彩美を与えている。そこが最大の推しポイント。ロニー・ジェイムズ・ディオがいない今、彼女にその穴を埋めて欲しいね。

圧倒されたなぁ。

失恋船長 ★★★ (2025-06-20 02:36:50)


II

Divebomb Recordsが無料でダウンロード出来るコンピ作に彼女の名前があった。今作の①をそこでは聴けるのだが、正直、こういう形で復活していたことに驚く。しかも国内盤のリリースまであったのだから嬉しい復活劇です。ブラジル人ミュージシャンとの共演、これがメチャクチャ効果的に機能している。彼らのバックアップを受け奏でるは、ドが付くほどのヘヴィメタル。ヘヴィメタルという言葉以外で形容できないようなメタリックなサウンドに、そこに老獪なテクニックを駆使して全盛期のそれに肉薄するレザー・レオーネのパフォーマンスに賛辞を送りたい。
脇を固めるメンバーのフレキシブルなプレイで魅了、これぞメタルなスリルとアクロバティックな演奏と展開で耳を楽しませてくれます。王道だけに奇をてらっては欲しくないがベタすぎてもスリルに欠ける、しかし奇抜すぎると気取りすぎのオシャレさんと敬遠される、それだけに、正攻法で攻めた戦略は正解だ。
いずれにしろ、多くのファンが待ち望んだレザー・レオーネの復活劇、その話題性に相応しい音楽性であろう。
サブスク生活の欠点、それは手元にないので、情報が上書きされリリースされた事すらも忘れる。ワタクシは雑誌読まないので、忘れたら最後振り返る機会が無い。それだけに、今作の事もすっかり忘れたが、お気に入りにしてたので新譜情報のおかげで思い出した始末だ。本当に、新旧バンドの情報をもの凄い勢いで共有出来る昨今、今の若い人は羨ましい。お金掛けずに、ただ同然で生涯の友に出会えるのだからね。

失恋船長 ★★★ (2022-11-28 20:56:02)